マスコミで取り上げられていた10月末のハロウィーンの盛り上がりには、
本当に驚かされました。
市場規模は、バレンタインデーを超えるそうです。
30年くらい前に、私が、菓子チェーンでハロウィーンの商品企画をやっていた頃、
ハロウィーンというイベントの知名度の無さに、
手の打ちようのない思いをしたのがウソのようです。

11月に入るといよいよ年末商戦に向けて
色々なキャンペーンやイベントが本格化します。
今年は、消費増税の影響で少し財布のひもが締まっているような印象を受けますが、
どんな結果となるのでしょうか。

さて、先般、2013年度のフランチャイズチェーンの統計調査結果が
(一社)日本フランチャイズチェーン協会から発表されました。
ここ数年、フランチャイズ業界全体としては、比較的好調に推移していますが、
2013年度はさらに伸び率が大きくなって、
ついに23兆円を超える市場規模にまで拡大しています。

小売業、外食業、サービス業ともに前年対比プラスとなっていますが、
特にサービス業分野が、売上高14.4%増と大きな伸びを見せています。
その中でも、クリーンサービス・クリーニングが125.1%、
学習塾・カルチャースクールが119.0%、住宅建築・リフォームが132.7%と
非常に高い伸びとなっています。
また、その他サービスは、介護サービス分野の伸びもあって、
114.2%と大きく拡大しています。

日本経済の成長性から勘案するとフランチャイズ業界の成長性は、
注目に値するのではないでしょうか。
各チェーンの消費者ニーズへの対応姿勢や新業態の開発意欲などが
これだけ高い成長性を実現しているのでしょうが、
フランチャイズシステムという経営システムが
現在の日本の経営環境にマッチしているということでもあります。

自社の成長のために、もう一度フランチャイズシステムの活用を
多面的に考えてみることも大切なのではないでしょうか。

また、併せて発表された日本のフランチャイズチェーンの
「2014年海外展開状況」報告によると、
海外展開を行っているチェーンは、52社(調査企業中46%)と
前回調査より、4社増加しています。
展開先は、中国とタイが各26社、台湾21社、アメリカ18社、
インドネシアと香港が各16社、シンガポール15社という内訳となっています。

韓国、中国、台湾からの撤退が目立つ中、
今後は、CVS,外食を中心にアセアン諸国や中東、ロシアなどへの進出を
計画しているところもあり、進出国の多様化が進んでいく傾向が強まりそうです。

フランチャイズ業界全体が成長しているとはいえ、
全ての分野で高い成長性が維持できるとは限りません。
そんな中、次なる市場は、やはり海外にあるのは間違いのないところです。
事業規模や業態によって進出先や進出方法は異なります。
自社に相応しい海外進出の方法があるはずです。
是非、ご一考を。

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