開業支援機能|FC本部に必要な機能 -6-

開業支援機能が加盟店成功のスタート

フランチャイズ・チェーンにおいては、加盟店が永続的に繁栄することが成功の最大の鍵となります。
そのためには、開業時が最も大切です。
開業時にうまく軌道に乗らないと、業績を回復させるまでに多額の資金と期間が必要になってしまいます。また、開業時にお客様の満足度が低いと再来店率が著しく低くなって、結果として開業後まもなく急激に業績が悪化してしまうということもあります。
したがって、フランチャイズ・チェーンを成功させるためには、加盟店をスムーズにトラブルなく開業させ、予定通りの業績を達成させることが、最も重要となるのです。
そのためのFC本部の機能を開業支援(オープンサポート)機能と呼びます。

開業支援機能とは

開業時の大切なことの一つに「トラブルのないオープン」というものがあります。
フランチャイズ・チェーンでは、ほとんどの場合、そのフランチャイズの業界、業種業態の経験のない加盟者が開業するわけです。
もし、本部が適切なサポートを行わなければ、トラブルは起こって当たり前です。したがって、本部は事前に起こりうるトラブルを想定し、それを回避できる仕組みを作っておくことが求められます。
過去の経験に基づいて、開業までの準備業務やタスクを標準化し、それぞれの業務進捗を管理するFC本部側の体制を構築することが必要なのです。
この開業までの準備業務(オープンサポート業務)の例を以下に挙げてみましょう。

オープニングサポート業務一覧

    1. *開業前本部研修の実施と加盟店研修の実施サポート
    1. *店舗(事業所)の設計~施工に関する業務の標準化と発注業務の定型化
    1. *什器・備品等の調達一元化と発注~納品までの標準化
    1. *商品、材料、資材などの発注業務の標準化と手配の一元化
      *広告宣伝、販促計画の標準化と実施手配の一元化
      *開業前準備(商品陳列、備品等の配置など)の標準化
      *加盟店従業員採用業務の標準化と採用支援体制の構築
      *開業前業務のスケジュール化と進捗管理体制の確立
      *開業時の本部応援業務の標準化
      *本部応援人員のリストアップと応援体制の確立

開業前業務チェックリスト

上述したオープニングサポート業務は、限られた期間内に同時並行で進められます。
誰がいつ取り掛かるのか、誰がどこに発注するのか、誰が決定するのかなどを一元的に管理しておかないと業務遅れや発注ミスなどを生んでしまいます。
さらに実際に当該業務にどの程度の期間が必要か、外部企業等と提携することで業務を簡素化できないかなど、常に業務改善と標準化を推進しておくことが求められます。

開業時の「正のサイクル」を実現する

開業時に予定通りの業績を確保することが加盟店オーナーのやる気を喚起し、将来への希望を高めます。
開業当初に予定通りの業績を確保できるよう、本部にとっては、立地判定基準の明確化と開業時販促手法の標準化は不可欠です。
前述したように加盟店開発機能として、出店可否を見極めるために立地判定の基準作りが大切です。
開業時販促に関しては、どれだけの販促施策を実施すればどの程度のお客様に来店いただけるかという目安を本部内で保持するということです。
開業時に予定通りの業績が達成できれば、その後の販促施策にかける費用や人員配置も予定通りか、それ以上を期待できます。

そうした「正のサイクル」を実現することこそが加盟店の繁栄を支えるのです。

「開業時の売上が計画通りいかなかった。そして、人件費や販促費用を削ってでも短期的に利益を確保しようとする。しかし、人件費や販促費用を削ったことで、結果としてさらに売上を下げてしまう」という「負のサイクル」は、フランチャイズ・チェーンが決して陥ってはいけないものなのです。

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