先日(一社)日本フランチャイズチェーン協会のスーパーバイザー学校の2022年春期の最終面接が行われました。
約半年間のSV学校の受講を終え、筆記試験をパスした受講生に対する最終の面接試験です。試験といってもこの面接でふるいにかけて落とすというよりは、SVとしてきちんと業務が遂行できるレベルにあるかどうか、最低限のレベルを下回っていないかを判断するというものです。
この面接試験を終えれば無事スーパーバイザー士としての資格を付与されます。フランチャイズ業界では最も古い資格で毎年春と秋でそれぞれ50人くらいのスーパーバイザー士が誕生しています。
私も20年以上講師としてかかわってきましたが、受講生を送り出す企業も多様化している一方で20年前から毎年継続して受講生を送り出している企業もあります。そのような企業は、スーパーバイザー学校が社内の教育カリキュラムの一環となっているようです。
受講生の声を聴くと、他社の受講生との交流から様々な気づきが得られるという意見や社内ではなかなか教わる機会のない科目を受講できて役に立ったなど、かなり自分自身の成長に役立っているようです。
社会がリスキリングに注目している時代にあって、企業として社員のリスキリングを支援するという意味でもスーパーバイザー学校は大きな貢献を果たしているといえます。受講生が社内で教えてもらっていないテーマには、労務や法律、そして財務分析などが挙げられています。
企業内ではなかなか教育する機会が少ないのが実情なのでしょうが、スーパーバイザーにとっては、加盟店を支援するに際して、最低限必要な知識でもあります。皆さまの企業においてもスーパーバイザーに対して労務や法律の知識や財務分析の基本的な考え方などは、研修に取り入れていく時代になっているのだと思います。
社内でのスーパーバイザーや加盟店開発担当者などの研修実施を検討したいとお考えの方は、ぜひ弊社コンサルタントにお声かけください。