外食チェーンのロイヤルホストやすかいらーくHDで、パート・アルバイトに専門職位を与えて、店長の権限を委譲する動きがあるという記事がありました。
人材育成、品質管理、接客管理といった分野で専門職といった職位を与えるというもの。

「人手が足りない」「猫の手も借りたい」と言いますが、「仕事が出来る人が欲しい」というのが現実です。

ただ、実際に仕事が出来るようになるには、それなりの教育と実践の時間が必要です。
一見して新しい取り組みには思えないですが、店長などの社員がパート・アルバイトを「使う」のではなく、チームでスキルを上げ、商品やサービスの品質を維持するといった環境を創ろうといったような意図も感じます。
また、「お客様」と「従業員」の両方に目を向けた取り組みとも言えると思います。

ところで、こうしたことは、中小企業では人材教育の専任者を置けないなど、前述の大手企業のような取り組みは簡単にはいきません。
ただ、昨今は外部の人材教育会社と自社内での教育訓練を組み合わせて、人材育成を試みる中小企業も増えています。
また、社内教育に必要なマニュアルや教材の作成でも、ウェブアプリやスマホの活用などで、従来のより簡易な方法で着手し、マニュアルにすることも可能になっています。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」(山本五十六)という箴言がありますが、フランチャイズチェーンでは「やってみせ」をマニュアル等にもとづいた標準的なやり方をきちんと示すことが、本部の重要な責務です。

そして、「やってみせる」ポイントをパート・アルバイトの方にも分かりやすく、早く仕事を覚えやすくしたツールが、マニュアルや教材であるとも言えます。
そして「仕事が出来る人」を育てる大事なツールでもあります。

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