「メルカリ」というフリマアプリ。
個人がスマホで売り買いが出来るアプリで、誰でもネット上でフリーマーケットを開ける仕組みを提供しています。
家庭に眠るフリーマーケットやリサイクルショップに持ち込める品物を誰でも簡単に出品・購入できることから、ユーザーの年齢層も拡大しているようです。
同社のホームページに20日、「50・60代の利用動向」が発表されていました。
内容としては、出品した品物のカテゴリー、購入したカテゴリー、購入成約率などです。
家に眠っている不用品を「かくれ資産」と呼んで、かくれ資産調査の結果も掲載されています。
メルカリのニュースリリースには、50・60代と20・30代のメルカリでの利用動向の比較も掲載されていて、取引成立率(出品したものが購入される割合)は、50・60代女性が最も高いという結果となっています。
メルカリの急成長はIT系の起業家のモチベーションとなっていますが、それだけではなく、楽天やヤフーなどの先輩格の大企業をも脅かす存在にもなりつつあり、「メルカリエフェクト」という言葉も登場しています。
また実店舗をもつビジネスへの影響が少なくありません。
子ども服のリサイクルショップの経営破綻がメルカリの影響とした投稿記事も目にしましたが、リサイクルショップにとっては驚異の存在になっていることは否めないようです。
自社の商品やサービスが時代の変化に対応しているかどうかは、同業他社だけをウォッチしているだけでは危ういというのは、今に始まったことではありませんが、時代の変化がよりスピードアップしていることを実感します。
視野を広くして、情報収集のアンテナを張り、小さな動きにも敏感に対応することが大事だと感じます。