フリマ(フリーマーケット)アプリの株式会社メルカリが東証マザーズに上場。その高い成長性に期待が集まり、株価も売り出し価格を大幅に上回って、初日終値は5,300円、時価総額は約7,170億円で今年最大のIPOとなりました。
同社は2013年設立。スマホアプリを使いリユース市場に革命をもたらしたとも言えます。
またヤマト運輸やコンビニと連携したサービスなど「リアル」でも地道な取り組みをしてきたことも、同社の利用者が拡大した一つの要因となっているようです。
そして、既にアメリカ、イギリスでも事業展開をしていて、今後の動向が益々注目されます。
「中古(リサイクル)」から「リユース」へ、呼び名の変化に時代の流れも感じます。
デフレ経済、「エコ」、スマホアプリの普及など、消費に対する時流の変化にも乗り、「ネット」から「リアル」へというベクトルで、新しいリユースのビジネスモデルを確立しました。
ところで、リサイクルでFC展開した企業というと、本やDVDの中古で全国展開したブックオフが代表的な本部です。
店舗が減少傾向、業績も伸び悩むとは言うものの、現在約820店舗。
ブックオフは、2014年に資本・業務提携を結んだヤフーが運営するインターネットオークションサイト「ヤフオク!」で、ブックオフ店舗で買取った商品を同サイトでも販売しています。
「リアル」側から「ネット」連携によるビジネスの再構築がどのような展開になるのでしょうか?
ともあれ、フランチャイズ展開で得たリアル店舗を強みとして、どのように時流の乗るか、乗り切れるかに、今後も注目していきたいと思います。
*株式会社メルカリ/プロダクト https://about.mercari.com/products/
*ブックオフグループ https://www.bookoff.co.jp/