新型コロナウイルスの状況は日々変化していて、飲食店はじめ店舗や施設の経営者は刻々と移り変わる状況に戦々恐々とする日々が続いています。
2カ月余にわたり、お客様を迎えられない状況となり、またテレワークで悪戦苦闘している中で、「通勤」「出張」「営業先への訪問や配達」など仕事のための移動を見直さざるを得なくなりそうです。
テレワークは、今年予定されていた東京オリンピックに向けて政府も推進していましたし、準備を進めていた企業もあったようですが、
ここまで長い期間、本社機能や営業活動にまで、在宅やテレワークの導入を「強いられる」とは想定していなかったと思います。
また来店型ビジネスでも、キャッシュレスの強化はもちろん、お客様との距離や接触のリスク軽減などの受け入れ態勢の改革、そしてビジネスそのものの変革や創出にまで踏み込んでいる会社もあるようです。
人と人とが直接会う、集まる事によって、様々な経済的な効果、触発、発見があります。
人と人とが出会い、信頼関係を醸成する面は、もしかすると何となく享受してきましたが、今は人と人との距離感がもたらす価値、変化への芽に気付かされている方も多いのではないでしょうか。
WebミーティングやWeb飲み会などとうまくミックスさせているのは、どちらかというと若い世代ですが、「動くこと」「直接会うこと」のとりあえずの代替を設ける工夫のカタチの一つだと思います。
「通信手段」で思い出してみると、「電報」「固定電話」の時代から、ポケットベル、FAX、携帯電話、パソコン(メール)、テレビ会議(システム)、スマートフォンなど、30年程の短期間に様変わりしてきました。
私たちはその時々にそれらを上手に取り入れて、企業活動や生活に活かしてきたと思います。
世界を覆いつくす厳しい時代にこそ、様々な手段をミックスして「動くこと」によるコミュニケーションを広げ、強め、成果を出していかなければなりません。
「動くこと」の意味と価値を思索し、目前の情報に一喜一憂せずに、問題に立ち向かっていければと思います。