関東を中心に自社ブランドのコンビニ「セーブオン」を展開してきた同社が、本社を置く群馬県内の全159店舗を8月末で閉店。
2017年にローソンとメガフランチャイジー契約を締結し、ローソンへのブランドチェンジ、新規加盟店募集も進めているようです。
一般には、ファミマがサークルKサンクスを吸収したケースと代わりがないと思われる方も多いのではないかと思いますが、セーブオンが選択した「メガフランチャイジー」への転換は地域密着型のコンビニ企業として生き残り戦略として、注目したいと思いました。
確かに「セーブオン」ブランドは消滅し、一時的に店舗も閉店してしまいます。
ただ、ブランドイメージを重視しながらも、地域性や加盟店の考えも取り入れるというフランチャイズチェーンの特性を自社の経営資源に活かすことが出来れば、今後も地元住民の方々にも親しまれる店作りも可能だと思うからです。
ローソンは、メガフランチャイズ契約、事業提携などの法人間の提携関係作りでは、大手コンビニの中で先んじた事例をつくり、他チェーンが追いかけてきた面があります。
セーブオンとの提携は、ローソン全体の店舗数から考えると一部なのかもしれませんが、セーブオンのメガフランチャイジー戦略の成否は注視したいと思います。