日本経済新聞、エン・ジャパン、(株)はぴテックの3社が共同調査した
「社員が働く幸せを感じている企業」ランキングに関連した記事が、日経新聞にありました。
そこには、日本マクドナルドのハンバーガー大学での講座の模様も書かれています。
30代の若手社員の中に、50代の社員も混じってディスカッションしているシーンです。
いわゆる40代から50代前半の「中年」世代の社員は要の世代とも言えます。
一方で、若手社員との関係構築などが難しくなってくる世代でもあります。
定年が延長されたり、定年を廃止する企業が増え、
給与・待遇の見直しが広がる中で、
実際に働く人自身も環境の変化に適応するすべを身に着け、
次のステップへと進む道筋をつくることはとても大切だと思います。
大手企業の希望退職などで、再就職支援を行うケースがあります。
そこではこれまでの経験、スキルをもとにした主に職業あっ旋が中心です。
しかしながら、本人の経験やスキルも、
それまで働いてきた企業や職場環境によって育てられたきた側面も少なくなく、
環境が変われば、それに適応した人間関係の構築は避けられません。
年齢を重ねるにつれて、新しく人間関係を構築することにストレスを感じることも少なくないのではないでしょうか?
上記の日本マクドナルドでは、キャリア面談で、それまで身につけたキャリアの「棚卸し」を行い、毎年の行動プランを立てているといいます。
またそのことで独立希望の中年が増えているようです。
同社に限らず、多くのフランチャイズ本部にとっても、人材の確保、雇用の継続性は、5年後、10年後の成長に大きく関わる最重要課題だと考えます。
自社事業と社員の成長のバランスを取れる環境つくりの、
一つの参考になるように思います。