ドムドムバーガー、経営者のリーダーシップから感じるこ

ドムドムバーガー社長、藤崎忍氏のインタビュー記事が過日の日経新聞に掲載されていました。

1980年代、日本ではファミリーレストラン、ハンバーガー、宅配ピザに参入する企業がたくさんありました。

食品メーカーが手掛けたハンバーガー店には、
サンテオレ(明治)、ロッテリア(ロッテ)、森永LOVE(森永)、グリコア(グリコ)、スノーピア(雪印)といった店があったようです。

ドムドムバーガーはダイエーが手掛けたハンバーガー店です。
最盛期には全国に約400店ほど出店していたようです。
現在は経営権を譲り受けた企業の子会社で、株式会社ドムドムフードサービスが運営しています。

藤崎氏は2018年8月から取締役社長を務めています。
それまで赤字経営で、経営に危機感を感じ、ご自分から経営陣に意見を届けたいということを親会社に直訴したところ、いきなり社長をとのことになったとのこと。
そのあたりのことはインタビュー記事を読んでいただくとして、まだコロナ禍の2021年3月期には黒字化を達成し、売上を伸ばしているようです。

こうした創業マインドが溢れる人がリーダーシップを取り、着実に拡大しています。

昨今、アメリカスタイルの高級ハンバーガーレストランが増えていますが、ドムドムバーガーはそれとは一線を画した、子どもも親しみやすい店も多いように見受けます。
創業からのブランドイメージ(ぞうくんのキャラクター)を崩さず、魅力あるものに再生しているところから、ファンが増えてきているのかもしれません。

規模は異なりますが、日本マクドナルドが鶏肉の異物混入などから深刻な経営危機りました。その時に社長だったのは、サラ・カサノバ氏。
社長自ら顧客に向き合う姿勢を示して、赤字転落、ブランドイメージ低迷から復活のリーダーシップをとったことは記憶に新しいところです(2024年3月退任)。

藤崎氏とカサノバ氏はほぼ同年代。
ビジネスキャリアは異なりますが、自社ブランドへの熱い気持ち、顧客への信頼感など、共通するものがあるように感じられます。

経営環境の変化スピードは加速する一方です。
しかしながら、飲食・サービス業は、IT系サービスと異なり、経営的な成果が出るのに年月がかかります。

そうした難しい経営環境下、顧客のマインドに響く、商品やサービスを開発し、店舗拡大を進める藤崎氏のリーダーシップによるドムドムバーガーのこれからを楽しみにしたいと思った次第です。

[参照記事]日経新聞2024年8月8日付「私のリーダー論」

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