日本マクドナルドHDが決算発表を行い、2021年12月期の連結営業利益は前年比2%増との見込みを示しました。
また、今期は新規出店、厨房の製造能力の増強を図るため100店舗以上で店舗改装を実施するとのことです。
同社は2016年以降は増収増益を続けていますが、それ以前は売上も利益も「右肩下がり」で、2014年、2015年はチキン工場の事案によるマクドナルド離れが追い打ちをかけて赤字に転落しました。
現在のカサノバ社長はその渦中に社長昇格し、ある意味で「底」だった日本マクドナルドを復活させた立役者とも言えます。

ただ、このV字回復には伏線もあります。
2008年と2018年の決算を比較すると、店舗数は▲855店、直営とFC店の店舗比率が逆転しています。
伴って、フランチャイズ収入は対売上比率で約3倍、金額で約1.8倍になっています。
2000年代に入ってから徐々にFC比率を上げていた同社が、リーマンショックをきっかけにFC比率を急激に高めたことが、上述のV字回復の助けとなったことが数字からも見えてきます。
また、同社のFCオーナーの協力、同社のFCオーナー支援策などがあって、危機的状況からお客様の支持を得られる会社へと再浮上できたと言っても過言ではありません。

新型コロナ対策を、今年以降は「対コロナ戦略」を打ち出した同社が、日本の外食産業をどのようにリードしていくのか。
今後もフランチャイズビジネスの視点で注目していきたいと思います。

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