「『から揚げ』はブームか、ビジネスモデルか」

新型コロナ感染で繰り返される波。
その困難さをくぐり抜けるようにして、新規ビジネスのニュースも見聞きします。

例えば、「から揚げブーム」がこのところ再燃しています。
から揚げ店のフランチャイズは4〜5年前に一渡りしたと思っていました。
ところが、新型コロナ感染を期に、すかいらーく、ワタミなどの大手も独自ブランドを立ち上げて、既存事業とのコラボレーション、置き換えを探っています。

こうした動きは、店内飲食のみの業態が、持ち帰り商品を拡充することで生き残りをかけた結果で、
たまたま「から揚げ」に各社が集中しているので、食のトレンドにもなっています。

「から揚げ」の食べ比べが出来るのは楽しい、という向きもあるかもしれませんが、
ビジネスの視点からは、飲食業の「ファストフード化」の流れが加速して、
飲食業界が更に激化するかもしれない、という印象も受けます。

それは、自社に合った店舗レイアウトやオペレーションのシステム化に向けて、
各社とも水面下で研究開発を加速させているのではないかと思うからです。

例えば「ドライブスルー」システム。
日本マクドナルドが1980年代に松下電器(当時)とソニーの協力を得てをシステム化し、成功モデルを創ったが最初と言われます。
その後、米国をはじめ世界のマクドナルドに広がり、郊外型マクドナルド店のモデルとなり、外食チェーンの基本形態へと発展しました。
新型コロナ感染の中でも、マクドナルドの「ドライブスルー」システムは優位性を発揮したと言えます。

こうした歴史から、業態(ビジネスパッケージ)力の重要性を改めて認識させられます。

「チキンの変」とも言えるような、
「から揚げ」vs「フライドチキン(KFC)」vs「チキンナゲット(マクドナルド他)」の戦いの行方にも注目しつつ、
「から揚げブーム」が食のトレンドだけなのか、新しいビジネスモデルを生み出すのか、その動きも気になっています。

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