「店舗ブランドのキャッチフレーズ。親しみやすく、記憶に残る?」

店舗ブランドのマーケティングで、店舗ブランドにキャッチフレーズ(キャッチコピー)を付けるという手法がよく用いられます。
例えば、

〜近くて便利〜セブン-イレブン

あなたと、コンビに、ファミリーマート

マチのほっとステーション ローソン

うまい、やすい、はやい、吉野家

女性だけの30分フィットネス カーブス

これらのいくつかは、聞いたことがあるのではないでしょうか?
筆者は「うまい、やすい、はやい、」と聞くと「吉野家」と口をついて出てきます。

店舗ブランドにキャッチフレーズを加えることで、
お客様に愛着を持って頂く、店舗ブランドを記憶しやすくする効果があったように思います。

セブン-イレブンは2011年に「開いててよかった」から「近くて便利」変更しています。(※1)

ローソンは、2013年「マチのほっとステーション」から「マチの健康ステーション」にスローガンを変更しました。
当時、同社は「予防マーケット」に着目した商品展開などを軸にして、次の時代に求められるコンビニを模索していました。
その後、2019年に「マチのほっとステーション」に戻しています。(※2)

ちなみに、マクドナルドでは、2003年から2019年にかけて、
全世界で「i'm lovin' it」(日本語訳:私はそれが好き、私のお気に入り)というキャッチフレーズを展開しました。
このキャッチフレーズは世界15社ほどの広告代理店がコンペで決まったと言います。

時代とともに、自社の有り様をキャッチフレーズに込め直すことで、
お客様はもとより、フランチャイズチェーン全体の活力、結束力を高めていこうという現れとも言えるのではないでしょうか。

加盟店開発においても、
自社が「何屋なのか」「どういったコンセプトの店なのか」を端的に伝え、加盟希望者がビジネスへの興味を抱くことにも通じます。
貴社のキャッチフレーズが人々の心を動かしているか、記憶に残る言葉なのか。
自社の顧客価値と加盟店(ビジネス)価値の両面から読み解き直すことも良いかもしれません。

[参考]
※1「開いててよかった」から「近くて便利」へ(セブン&アイ ホームページ)
 https://www.7andi.com/company/challenge/110_1/1.html
※2「宣言」令和の新たな飛躍に向けた新・企業スローガン(ローソン ホームページ)
 https://www.lawson.co.jp/company/ir/library/annual_report/2019/ar01.html

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