いつも「フランチャイズAQ通信」を購読いただき、誠にありがとうございます
フランチャイズに関わる情報から得た知見、所感などを発信してまいります
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
はじめに、この度の能登半島地震により被災された皆さま、ならびにそのご家族、ご友人の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、日本でフランチャイズが始まって50年を超え、今年は51年目です。
「節目」と捉えて考えてると、いろいろなことが思い浮かびます。
フランチャイズビジネスの業種業態の多様化
フランチャイズ展開を始める本部の店舗数の減少
中小零細企業のフランチャイズへの関心の高まり
IT化/DX化が与える成長性の優劣への影響
のれん分け制度にフランチャイズを活用する取り組み など
フランチャイズビジネスそのものにもいろいろなことが求められます。
既存店舗の収益性、成長性、差別化度合い
フランチャイズパッケージ(ビジネス商品)としての魅力度
魅力度などの情報発信力 など
また加盟者層にもコロナ禍を経て、変化が顕著になっています。
近年の働き方への意識変化で、副業としてフランチャイズを捉える向きが増えて、
フランチャイズポータルサイトも個人にフォーカスする度合いが高くなっています。
そうした全体の傾向だけを見て、
初期投資が1000万円を超えるビジネスは不利のように感じている向きもあるようです。
しかしながら、本当にそうなのでしょうか?
初期投資が低く、簡単に取り組みやすいビジネスは、裏を返すと辞めやすいと考えることもできます。
長く一緒に事業継続する加盟店が増えることは、
フランチャイズチェーンへの顧客、一般消費者への信頼性、ブランド認知に欠かせない要素です。
短期間に店舗数が増えても、数年で多数撤退してしまい、
本部がなくなった、再生に時間を要した事例も少なくありません。
数年後を見越した、自社の事業展開への方針、経営計画、加盟店開発計画を見直し、
綿密かつ臨機応変な直近のアクションブランを実行することが大切だと、
「節目」を超えた新年にあたって考えた次第です。