1月も半ばを過ぎると新年のあいさつも少し時季外れの感が否めませんが、今年最初のAQ通信ということで、
あけましておめでとうございます。
本年もアクアネット並びにAQ通信を宜しくお願い致します。

さて、今年は年明け早々の7日から約1週間、タイのバンコクでスーパーバイザーと加盟店開発担当者(リクルーター)向けの企業内研修を行ってきました。対象は全てローカルスタッフ。文化の違いを再認識しながらの研修となりました。
また、今回の訪泰では、様々なタイ国外チェーンの店舗を見たり、利用したりする機会がありました。そこで改めて感じたのは、海外進出成功の最大のポイントが、“ローカライズ(現地化)”にあるということです。
例えば、バンコクのマクドナルドのドナルド人形は両手を合わせたお祈りのポーズです。カウンターでもクルーが同じポーズで迎えてくれます。国民の9割以上が敬虔な仏教徒である国ならではの姿です。

日本では赤と黄色の外観が特徴の「カー用品販売とメンテナンスの ジェームス」は、ピンクを基調とした外観となっており、日本では使われていないピンクの象のキャラクターまで登場していました。

象はタイでは特別な存在です。かつて王が象に乗り戦に臨んだことから勇気と誇りの象徴とされています。「ブッダの母親が、白い象がお腹に入る夢を見て、ブッダを身ごもったことを知った」という有名な逸話もあるそうです。また、「夢を叶えるゾウ」というベストセラー書籍にも登場した、象の頭を持ったヒンドゥー教の神「ガネーシャ」のピンクの象も観光名所になっています。このような状況にも配慮して、ジェームスはお馴染みのデザインを変更したり新しいキャラクターを作ったりしたのでしょう。
その他にも、吉野家が、照り焼きサーモン丼や鳥天丼を売っていたり、丸亀製麺がオムカレーライスやスパイシーフライドチキンプレートを売っていたりと、日本の姿に慣れた目には新鮮な驚きがありました。
このように、なんとか現地に受け入れられようと各社様々な努力を重ねています。
海外進出を成功させるためには、是非“ローカライズ”に真剣に取り組んでください。そして、そのためには、現地でのパートナー企業の選定と現地化に向けたテスト実施の繰り返しによる現地モデルの確立が不可欠です。さらに、現地モデルのブラッシュアップと店舗の運営をサポートするための本部機能の整備も欠かせません。取り敢えず、日本で成功したビジネスモデルを単純に提供して、後は現地任せというようなことにしないようきちんとしたサポート体制を構築ください。

おすすめの記事