サブスクリプションが既存事業を変える

9月から10月にかけて、続けざまに日本列島を襲う台風で各地に被害が発生しました。一連の災害で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
さて、最近、テレビCMやニュース記事などでよく目にするのが、個人向けのリースやシェア商品です。
個人向け自動車リースは、CMでもおなじみになっています。シェア自転車は、都心のコンビニの周りに駐車してある自転車の数には驚かされるくらいの普及度です。実際に、都心部では朝の通勤時間帯に走っている自転車の多くがシェア自転車です。

このような、シェア、リース商品の中でも、「サブスクリプション」と呼ばれる定額の利用料を支払えば、購入しなくても対象のモノを利用できるというサービスが一気に広がっています。
「サブスクリプション」は、音楽、映画などの分野で始まりましたが、最近は、高級外車や時計、バッグ、子供服、ベビーカー、スーツ、衣料品全般などにまで広がっています。
通常のシェア自転車に加えて自転車でも定額サービスが始まっています。小型車などは、月額1万円程度で新車に乗れると聞くと、利用してみようかと考える層は確実に存在しているようです。
ここ数年、新車販売は横ばいですが、個人向けカーリースとカーシェアは大幅に増加しているという統計データも出ています。

これらのものは、買うのが当たり前、安く買いたい場合は中古品を購入する、レンタルは時間当たりいくらというのがこれまでの常識的な消費パターンでしたが、持たずに使うという生活習慣が当たり前になってきた時代が到来しているということでしょうか。
また、高級ブランド品などを扱う企業が、「サブスクリプション」のサービスに参入する背景には、モノが売れない時代に、一定期間使うことで購入してもらうきっかけ作りになればという企業側の思惑も透けて見えます。

「サブスクリプション」サービスの中でも変わり種としては、コーヒーやラーメンがあります。
飲食業にとっては、固定客の確保がお店を軌道に乗せるためには不可欠なために、コストバランスさえ間違わなければ大きな武器となりそうです。
新しくサービスを始める場合は、月額いくらに設定するとお客様に利用してもらえ、企業側も利益が確保できるかを徹底的にシミュレーションし、それぞれのお店で試行錯誤が続けられることになるでしょう。

モノが売れない時代に新たな収益源として「サブスクリプション」を活用できないかという視点で自社の商品やサービスを見直してみてはいかがでしょうか。新しい扉が開けるかもしれません。

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