7月の声を聞くとそろそろ夏本番という気持ちになりますが、
今年も節電の夏を迎えて皆様のオフィスも家庭も湿気と暑さでなかなか快適にという訳には
いかないのではないでしょうか。
我社の事務所が入っているビルも、電灯の間引きは当然ですが、
7月からトイレに設置してある乾燥器が停止し、便座のヒーターとウォシュレットのお湯も水にという細かい節電が始まりました。
このくらいは我慢しないと、と自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしています。
昨年は、駅の照明が消され、エスカレーターが止まるなど、生活に大きな影響を受けましたが、今年はそれほどではありません。
慣れたということもあるでしょうし、これが普通の状態なのかもしれません。

そんな節電の夏ですが、昨年後半から比較的好調に推移していると言われている
フランチャイズ業界の動向の中で、特に加盟希望者の動向に目を向けてみたいと思います。
以前にも書きましたが、フランチャイズ本部を立ち上げようという企業は
毎年一定数必ず出てきています。
一方、加盟希望者はどうかというとここ数年は、増加傾向にあると推測されています。
特に昨年の震災後増加傾向がはっきり出てきているようです。
フランチャイズ関連の展示会も来場者数が増加傾向にあります。

その中でも、少し年齢の高い個人加盟の動きが目立ってきています。
背景には、不況で転職が難しくなった、震災の影響でこれまでの職場が失われたなど、
様々な理由で働く場を失った人たちがフランチャイズ加盟に活路を見出そうという動きが
目立ってきているということがあるようです。
個人加盟者の年齢も以前に比べると高齢化傾向がみられるようです。
しかし、フランチャイズ加盟といえども、経営者になる訳ですから、
自分ですべての責任を負う覚悟が必要です。
ただ、永年サラリーマンとして生きてきた人たちが
すぐに気持ちを切り替えられるかというとそう簡単ではありません。
そういった人たちを加盟させると、自立しない加盟オーナーが増えて、
本部の指導力がさらに求められるということになります。

そんな時代にあって、フランチャイズ本部が生き残っていくためには、
加盟時にきちんと加盟者の適性を審査することとこれまで以上に加盟者に対する教育訓練やスーパーバイザーによる指導の徹底を図ることが求められています。

取り敢えず加盟させればいいやという姿勢では、
不振加盟店が続出してしまうことにもなりかねません。
自社に相応しい加盟者を選別する基準作りと
加盟者とのミスマッチをなくすための新たな施策作りが必要になってきています。
本部の方々は、加盟店が末長く繁栄し続けるために
何ができるかを今一度考えてみてください。それが、業界全体の発展につながります。

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