働き方改革をFCビジネスの成長に向けたヒントに

豪雪や寒風が例年以上だった冬から麗らかな春を迎えてました。
最近は卒業式が終わると4月入社式を待たずに3月から新入社員のオリエンテーションや研修に入るという話も聞きました。
企業の新卒採用は景気回復や時代の変化に対応した変化が顕著になりつつあります。新卒から給与に差を設ける会社、4月一斉入社のあり方を見直す会社などが新聞雑誌で取り上げられています。

政府による「働く人の視点に立った働き方改革」は、実際に働く人が実感するまでにはまだ時間が掛かりそうでが、「働き方改革」という言葉は、景気回復や人材不足などの社会経済が変化する中で、着実に浸透しつつあることも確かです。とは言え、「働き方改革」といっても実感が沸かないという方が多いかもしれません。そこで「働き方」の情報発信が多いサイトを調べてみました。

人事関係の方によく読まれているサイトには、「日本の人事部」(https://jinjibu.jp/ (株)アイ・キュー)、「リクルートワークス研究所」(http://www.works-i.com/ (株)リクルートホールディングス)があります。
厚生労働省でも「働き方・休み方改善ポータルサイト」(http://work-holiday.mhlw.go.jp/ 厚生労働省)などのサイトで「働き方」にまつわる情報を発信しています。

それらのサイトで取り扱っているテーマも多種多様なので挙げるキリがないのですが、「時間・生産性」「多様な働き方」「テレワーク」「ライフキャリア」「メンタルヘルス」「仕事と家庭の両立」「能力開発」「復職」「中小企業向け助成金」などがあります。
「働き方改革」というと労働時間や待遇に目が行きがちかもしれませんが、人材の育成・生産性の向上・競争力強化といったような、魅力ある企業へ更に成長するチャンスと捉えることもできるのではないでしょうか。

フランチャイズ本部には、直営店で経験を積んでキャリアアップする人材が必要なことも多いですが、せっかく採用した人材を活かすためにも、従来の採用・教育のやり方を変えられていない本部は、大きな変革に向けて取り組み始める良い機会ではないかとも思います。

フランチャイズチェーンでは、社員独立制度(のれん分け)方式で人材獲得を進めようという動きが目立ち始めています。これまでは、例えば10年勤続以上の中堅社員や店長を対象にした、キャリアプランの一つとしての独立制度が主流でした。
ところが最近は、「インターン制度」のように独立を前提にした採用をする本部が増えています。制度は至ってシンプルで、一定期間社員として働き、本部に認定されると独立できるというものです。中には、業績優秀者は数年で複数店舗のオーナーになれるという本部もあります。

こうした制度は、本部の負担も少なくありませんし、業種業態による面もありますが、フランチャイズビジネスの継続性という意味からも、これから増えていくように思います。
そうした流れも参考にしつつ、「働く人の志向・視点」で自社のフランチャイズパッケージやキャリアパスを見直して、自社事業の発展に繋がるストーリー、社員のキャリア・マップが描いてみるのも良いのではないでしょうか。

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