居座る秋雨前線に加えて、台風17号と18号の影響で各地に大きな被害がありました。
猛暑から一転長雨と早い秋の訪れにお客様の動向を読み切れないとお嘆きの方も多いのではないでしょうか。
さて、先日(一社)日本フランチャイズチェーン協会主催のスーパーバイザー(SV)学校の秋講座が始まりました。
私も毎年講師を務めている講座です。
以前は春のみの年一回の開講だったのですが、昨年から年二回となりました。
毎回40人前後が参加されていて、毎年複数の参加者を送っている本部企業も多く、SVの育成に力を入れているFCチェーンが増えているという証かもしれません。
毎月3日間、約半年間の講座に毎年何人かのSVを参加させるのは、参加費だけではなく、交通費や宿泊費、人件費などを考慮すると企業にとっても大きな負担です。
それでも、毎年一定の参加者を送り続けるということは、フランチャイズチェーン本部にとって、SVの育成が大きな経営課題になっているという証なのでしょう。
フランチャイズチェーンにとって最も大切なものは、継続性です。
新規の加盟店を増やすことは当然重要ですが、全ての加盟店が何十年も継続して営業し続けられることが、もっと重要です。
そして、そのために重要な役割を担っているのがSVです。
弊社にも定期的にSV育成のための研修やSVの仕組みそのものを見直したいという依頼をいただきます。単に知識だけの研修では、SVの育成はおぼつきません。
SVが実際に使うツールの見直しとともに、それぞれのチェーンに最適なKPIの設定、訪問前、訪問時のSV活動の標準化による指導品質の向上が欠かせません。
SV業務のレベルアップが加盟店の業績を劇的に向上させることもよくあります。
加盟店の業績が今一つ振るわないというチェーンはもう一度自社のSVシステムを見直してみてはいかがですか?