規制で変わるビジネスモデル

11月も半ばになると、街にもあちこちで冬の気配が感じられるようになりました。
風が吹くとビルの前や歩道の隅などの吹き溜まりには多くの落ち葉が重なっています。
朝晩は、コートが無ければ外を歩けないくらいの気温まで下がる日が増えています。
夕食も鍋料理が続くようになりました。
今日は鳥で明日は魚、次は豚など鍋料理はバリエーションいっぱいで飽きません。
今日はまた一段と冷え込んでいます。さて、何の鍋にしましょうか?

さて、鍋料理だけではないですが、これから年末に向けては、外食の機会が増える季節です。
忘年会といえば居酒屋さんですが、昔は店に入ると煙草の匂いが充満しているというところが多かったですが最近は分煙が増えて店全体が煙草の匂いで息が詰まるなどというところは、減少しているような印象を受けます。
しかし、分煙とは名ばかりで、仕切りもなくただ席が分けてあるだけというお店もあり、ほとんど分煙になっていないところも多いようです。

私は煙草を吸わないので、お店を探す時は禁煙かきちんと分煙されているところを選びます。
周りで煙草を吸う人が減っているので、以前より煙草の匂いに敏感になったように感じます。ホテルでも禁煙ルームが空いていなくて仕方なく喫煙ルームにすると部屋に入った途端に煙草の匂いで少し気分が悪くなったりします。しかし、減っているとはいえまだまだ喫煙する人はたくさんいらっしゃいます。

数年前、和民が禁煙居酒屋に挑戦しましたが、あえなく撤退ということになってしまいました。
全面禁煙の居酒屋はまだまだ支持されないということなのでしょうか。しかし、寿司店やイタリアン、フレンチなどの専門店では、全面禁煙のお店も増えています。私の知り合いの寿司店は、数年前にこれまで喫煙可だったお店を全面禁煙にしたところ、一部常連のお客様が離れてしまったけれど、数ヶ月で以前より客数が増えたとそうです。カフェでも全面禁煙のスターバックスのスタイルが当たり前になっています。他のカフェチェーンでも、完全分煙のお店が増えています。

最近日本では、世の中全体が煙草を吸う場所を限定して吸わない人の権利を守ろうという流れが定着して来ていますが、まだまだ十分とは言えないのが現状です。
行政でも東京オリンピックに向けて飲酒店などの全面禁煙を目指していますが、様々な利害関係があって実現までにはまだ時間がかかるようです。

今夏行ったロンドンでは、原則飲酒店は禁煙ですが、イギリス名物のパブなどでは、お店の前で多くの人が煙草を吸いながらビールを飲む姿が日常風景になっていました。東京では、路上禁煙のエリアも増えて建物の中だけではなく外でも規制が強化されています。今後は、ますます喫煙できる場所が減っていくのは間違いありません。しかし、一方で喫煙可を売りにした喫茶店も出現しています。路地裏にあるような個人経営の喫茶店や小型の居酒屋などはこれまで同様喫煙可のところも多く、法律で一律規制をかけて利用者側の選択肢をなくしてしまうということもやや問題があるかもしれません。

企業は、利用者側のニーズを把握して様々な形でそれに対応したビジネスモデルを提供することで新たなビジネスチャンスを掴むことが、事業拡大には欠かせません。
時代の変化に対応した顧客ニーズと規制緩和や強化など日常生活に大きな影響を与える行政の動きなどを先行的に読んで、先に手を打てる準備をしておくことが生き残りには欠かせません。

禁煙だけではなく、介護保険、医療保険、相続税、住宅取得に関する助成など、フランチャイズ業界でも事業展開に密接に関係する様々な規制や法律があります。
これらは、定期的に内容が見直されることも多いので、早い情報収集の体制作りを整備して新たなビジネスモデルの開発に注力しましょう。

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