先日、日経新聞による流通・外食企業の2018年度採用状況調査の結果が発表されていました(日経MJ、2017年10月16日付)。
採用数順に、イオングループ(3,000人)、セブン&アイ・ホールディングス(1,250人)と続き、外食企業ではゼンショーグループ(300人)、すかいらーくグループ(202人)などとなっています。
ゼンショーグループでは「総合職」以外にも職種を明示した新卒採用で計画に達したようです。
各企業が様々な工夫をしながら、将来の自社を担う新卒入社者を獲得することを必死に考えていることが垣間見えます。
フランチャイズ、直営ともチェーン本部では「店舗勤務」→「本部勤務」というステップアップ型のキャリアパスは定着しています。ですが店舗を数年間以上経験してから次のステップへ進むというキャリアパスが必ずしも働く環境の活性化、雇用の継続に繋がらず、それが新卒者の早期退職率が高い一つの要因にもなっていることが考えれます。
また社員独立制度(のれん分け)もそうしたキャリアプランに組み込みたいというフランチャイズ本部からの相談もしばしばいただきます。
キャリアパスの制度設計には時間が必要です。再来年度の新卒採用に向けて検討してみてはいかがでしょうか?