
チェーン店の販売促進策には、全国一律で良い企画だけでなく、
エリア(店舗の商圏)別の企画が不可欠といえます。
ネットのみで集客する業態もありますが、
チラシをポスティング、折込での集客の方が、効率が良いチェーンもあります。
ポスティングや折込は、配布後の効果測定、検証、見直しといった
PDCAサイクルが回しづらい面があります。
専門業者や新聞販売店へ依頼するわけで、
どこに何枚なら配布できるというは分かります。
ただし、ターゲット層が多いエリアがどこなのか?までは分かりません。
せっかくチラシを撒くのであれば、
ターゲット層、既存顧客が多い地域、そうでない地域を可視化して、
より効果的な配布方法を取りたいものです。
そうしたサービスがあればと思っていたところ、
折込やポスティングの発注システムに、
デジタルマップと国勢調査等のメッシュデータを使った商圏分析を付加したサービスがありました。
通常、商圏分析ソフトは、専門性も高く、
中小チェーンではなかなか使いきれない面がありますが、
ポスティングの発注というはっきりした目的に使える機能がセットになっていて、
便利に使えそうです。
住民基本台帳、国勢調査などのデータが、
500m四方ごと(4次メッシュ)、町丁目で表示でき、
配布したいエリアを選択、保存する機能があります。
過去の発注履歴、効果測定を地図上にプロットするなどの活用法もでき、
エリア販促の強い味方になる本部も少ないように感じました。
チラシに、効果測定する仕掛けを付けることで、
データにもとづいた仮説検証ができるようになると思います。
実際、不動産、学習塾チェーン、小売りチェーン、介護サービスなどを中心に
大手チェーンはじめ、エリア販促で利用している例がたくさんあるとのことでした。
●詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。
DEECH(株式会社ディーチ) https://deech.co.jp/