今年のお盆休み前後は、株安・円高、香港の抗議活動等々、慌ただしい夏になっていると感じられている方も少なくないと思います。
夏が過ぎると、消費税増税が目前になります。仕入れ価格の値上がりも避けられず、人件費高騰もあって、今回ばかりは値上げの準備を始めているとの声を聞くことが増えています。
人手不足は出店の鈍化に影響を与えていることも、次第に顕著になってきました。コンビニ、大手外食は方針転換していますが、持ち帰り弁当のほっともっとも直営店のFC化が見込めないことから190店閉店するとのことです。
出店が進まない中で、既存店舗の店舗力を高めるための行動を起こしているチェーンのニュースも目につくようになりました。
そうした流れを見ていると、混沌とした時代の流れを切り抜けるためには、本部がしっかりとした施策を打ち出すことはもちろん、FC店に周知・徹底するスーパーバイザー(SV)の役割が、これから更に重要になってくると思います。
ただ、一人のSVが担当する店舗(事業所)が10を超えてくると、FCオーナーとのコミュニケーションも希薄になってきます。
従来は店長経験者であれば、特にSVとしての教育がなくても実務の中で出来ていたことも、昨今は簡単にはいかなくなっているという本部も多いようです。
FCの店舗力強化には、SVのチーム力が鍵になってきます。このチーム力の基礎となるのはSV機能の仕組みであり、SV業務の標準化です。
FC本部にとって現場の最前線である自社のSV機能について再考してみるのも良いかもしれません。