「変なことが、変でなくなる刻(とき)」

「変なホテル」「変なカフェ」の記事が目に止まりました。店員がロボットというので「変な」シリーズなのだそう。運営するのは、大手旅行会社のエイチ・アンド・エスです。
「変なカフェ」は試験的な出店ということで開店してから2年経った今も渋谷で営業しています。
工場や物流倉庫など、様々な「職場」でロボットは活躍する時代です。
ただ、店舗のように直接人(お客様)と接する場面では、まだ「変な」感じがするのも確かです。
まだまだそうした「変な」感じが拭えないとはいうものの、2年間も営業できていることを考えると、単なる物珍しさから周囲に受け入れられてきたと言えますし、運営や技術開発に携わる人の努力の賜物でもあると強く感じます。

ファミレスや回転寿司、居酒屋チェーンでは、タブレット端末から注文することが「普通」になってきました。
導入され始めた当初から考えると、スマホも普及し、使い慣れてきた人がほとんどと言って良い昨今では、便利というより当たり前のようにもなっています。
これらも自動化という意味では「ロボット化」とも言えます。
一般家庭でも、掃除ロボット、犬のカタチをしたAibo(アイボ)などをお持ちの方も増えていて、ロボットの役割は広がっていますし、ロボットに対する人々の感じ方も変化しています。

ロボットは一例ですが、ある物事への先入観や過去の成功体験からなかなか逃れられないということが少なくありません。
「変なシリーズ」の記事を読みながら、「変かなぁ?」と思うことを厭わない柔軟な発想、チャレンジする勇気も持ち続けたいと感じた次第です。
そこにこそイノベーションのヒントがあるかもしれないのですから。

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