「直営だけでは見えない、ビジネスモデルの可能性を掘り進める」

マクドナルドは、ハンバーガー・レストラン業態を展開している。
しかしながら、マクドナルドが発信するのは「ピープルビジネス」というキーワードです。
米国でマクドナルドが急成長した時代には「不動産屋」と揶揄されたこともあったと言います。

同じ看板の店を数多く運営する会社はチェーン本部等と呼ばれますし、
フランチャイズ展開していればフランチャイズ本部と呼びます。

よく直営とフランチャイズの違いを聞かれますが、
成功しているフランチャイズ本部は、その業態を支えるベースに事業を成長、拡大させる土台のようなものが存在します。
具体的には、例えば、
人材育成の仕組み、
顧客と店舗、あるいは本部と加盟店の連携を効率化する情報システム、
商品力や品質に貢献するサプライシステム、
SVの店舗運営の指導力、等です。

それらを構築していく中で、FC本部は加盟店に対して様々なサービスや仕組みを提供していきますが、
それらが積み重なることによって、
競合や新規参入を阻む力となり、フランチャイズ展開の土台が培われます。

なぜFC本部には、直営チェーンとは異なる事業拡大の土台ができやすいのか?
それは「加盟店」という顧客であり、ビジネスパートナーという存在があるからだと思います。

フランチャイズ展開はビジネスを加速させる仕組みですが、
ビジネスモデルの可能性を高めることとも関係していると言えます。

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