「当社は商圏が広いので、あまりたくさんは増やせないと思うのですが」
こういうご質問をしばしばいただきます。
1,000店舗以上になったFC本部も、
何十年もかけてそのレベルに達したわけで、
そう簡単ではないものの、
自社の店舗を増やしていくことで、
商圏を広く取りすぎないようにしましょうとお伝えしています。
成功した本部がはじめから自社の商圏を把握していたとは思えません。
40年以上前、セブン-イレブンは商品配送の都合から、
一定の地域の中に20店舗ほどの店舗を作らなければならなくなりました。
それが結果的にコンビニの商圏を形作り、
成功モデルを創出できたことは有名な話です。
「結果的」というのは、
何度も失敗を繰り返したという意味でもあります。
そうした先人の知恵からヒントを得られるのは有難いことと言えるかもしれません。
コロナ禍を乗り越えて、消費者の行動様式は変化すると言われています。
「コロナ前に戻ることを期待」したいですが、
同じような行動は出来なくなっています。
そうした背景も踏まえると、
自社の商圏の変化を把握して、
有効なマーケティング活動、店舗展開を進めることが
大事な時に差し掛かっていることを感じます。