FC本部にとって店舗や事業所を増やす、加盟店開発は何より重要な機能です。
全国であれ、エリアであれ、同じブランド名で一定のシェアを確保するはビジネスの王道です。
加盟店開発の現場は希望者との商談、営業活動が中心で、営業に長けた人材が本部をけん引しています。
その半面、案件(希望者リスト)や営業手法が個人芸(職人芸)になる傾向も強く、
営業実績がある人は、より条件の良い本部に転職する傾向も少なくありません。
しかしながら、コロナ禍を経て、加盟希望者の行動プロセスに変化が生じてきました。
その最たる例が、Zoomなどのオンラインによる面談です。
オンライン面談は、手軽である半面、相手が利用する端末や通信環境によって、
コミュニケーションがうまくいかないことも少なくありません。
話し手である加盟店開発担当者も、オンラインの特性を理解し、
相手にインパクトを与え、次につなげるプレゼンスキル、スライドなどの資料も必要です。
さらに難しくなっているのは、加盟見込み者集めのマーケティングです。
ネット検索のほとんどがスマホで行われる時代、BtoBも同じ状態に推移しています。
例えば、貴社では、星の数ほどある情報から、問合せし、面談に至るまでのプロセスを分析したことがありますか?
希望者が(ネット上を歩く)道筋を想定した行動プロセスは、マーケティング手法の一つ。
今回は、加盟店開発におけるマーケティングについて一考してみました。