事業展開の源泉を見る。ゼンショーの経営理念から

日本の外食チェーンで売上、時価総額とも1位のゼンショーグループ
1982年に牛丼店1号店を開業して、約40年間。
グループ全体の店舗数約15,000店舗、グループ会社167社、売上高9,657億円。

グループ会社数にも驚きますが、
同社の成長過程は他のチェーンとは全く異なります。
外食チェーンでは、「すき家」「はま寿司」「ビッグボーイ」「ココス」「なか卯」「ロッテリア」などがあり、買収したチェーンも多くあります。

小売事業では、関東の中心にスーパーマーケットを展開

介護事業では、食や住みやすさを追求した事業展開をしています。

海外は「すき家(SUKIYA)」を中国、ブラジル、タイなどで展開、
最近は「はま寿司」に注目が集まっています。

また国内のチェーン展開を支える企業群もグループにあり、
食材の安定供給のみならず、店舗建設、備品・消耗品の供給、物流、ITサービス等の会社がチェーンの維持・発展をバックアップしています。
1つのグループでこれだけのマーチャンダイジング機能を持つ会社はないと思います。

同社の創業者・代表取締役会長兼社長の小川賢太郎氏は、当時会社更生手続を申請した当時に吉野家で働いていたと聞いたことがあります。

なのでに、どうして同業と言える牛丼店を資本金500万円で開業したのか?
どういった思い出、飲食業界に参入したのか?

同社ホームページのトップメッセージには、
「世界から飢餓と貧困を撲滅することを理念」に掲げ、
「フード業世界一」を目指して創業したと語られています。

創業から40年、会社の成長とともに、その企業理念は世界全体を俯瞰したものに進化させたとも語っています。

企業経営が不安定になると創業者が社長に返り咲くということが話題になることがあります。
なぜ創業者の存在が大きいのかといえば、経営手腕、指導力といったこと以前に、
事業の未来を展望し、進化し続けてきた理念への熱い思いと執念・忍耐の力なのではないでしょうか。

ゼンショーと言えば「すき家」「はま寿司」と思っていた方は、
一度ゼンショーグループのホームページをご覧になってみると、新しい発見があるかもしれません。

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