一生で一番高い買い物というと住宅、とよく言われます。
新型コロナの影響で、その住宅販売の分野では、最新のデジタル技術を総動員したようなバーチャル内覧を提供している住宅展示場が出始めています。
モデルルームを360度スパン(回転)観る、しかも寸法もわかる、ドローン撮影した動画を閲覧できるなどといった具合です。
「如何にして商談の場を作るか」に焦点を合わせたバーチャル展示をあの手この手で発信するようになりつつあります。
こうした取り組みから従来では獲得できなかった顧客との接点が作りたいという思惑もあるようです。
従来から注文住宅では、展示場内の商談スペースでバーチャル上でのシミュレーションを見られるなど、住宅の完成イメージを体感してもらうことで顧客の購買意欲を喚起する仕組みをいろいろと導入していました。
これからは、新築戸建てが減少する中で、どうやって新しい顧客と繋がるに注力しなければならない業界の事情にも起因しているとも聞きます。
動画撮影、ライブ配信、ドローン撮影などは、YouTubeなどを見ていると素人でも簡単に出来そうですが、企業で取り組む時には何よりもスピード感のある判断と実行力が求められます。
顧客ターゲット(ペルソナ)の「心にメッセージが届くには」を追求し、そして臆せず直ぐに実行し続ける。
日々工夫、日々チャレンジで、目前の年末年始を乗り越えていきたいものです。