10月の声を聞いてようやく秋らしい気候になってきましたが、急に気温が下がると体調を崩す方も多いようです。特に朝夕は急に気温が下がります。お気をつけください。
さて、毎年この時期になると日本フランチャイズチェーン協会から日本のフランチャイズビジネスの市場に関する統計データが発表されます。本年の3月末時点における年間の調査データを集計した結果発表ですが、本年も10月15日付で発表されました。詳細は、次ページにて紹介しますが、全般としては、売上高は21兆6,166億円(1.1%増)、チェーン数は、1,260(27チェーン増)、店舗数も23万8,838店舗(2.0%増)と全て増加となりました。昨年から引き続き、全般的にやや下降気味だった傾向に歯止めがかかった格好です。
全ての業種が好調な訳ではなく、業界や企業ごとにその差ははっきりと表れています。しかし、全般としては、フランチャイズビジネスへの関心が広がり、新たな成長軌道に乗る可能性が大きくなっているという判断もできます。
アメリカでも、フランチャイズ業界は、一時の停滞から脱して新たな成長軌道に乗っています。アメリカのあとを数年遅れで追いかける形の日本でも、ようやく次の成長ステージに向かう段階を迎えてきたのかもしれません。
そんな時代にあって、更なるフランチャイズ業界の成長に欠かせないのが、業態の時代に合わせたブラッシュアップとフランチャイズシステムの社会環境に適応した進化です。フランチャイズ展開を始めてからの期間や加盟店数などによって本部の役割は大きく変化します。
そんな中、フランチャイズシステムを維持するためや業態の進化に大きな影響を与えるのが、情報システムや通信手段の劇的な進歩です。そして、進化した情報システムや通信手段の効果的な活用が、今後のフランチャイズチェーンの運営に大きな武器となります。
iPhoneやi-Padに代表されるスマホやタブレット型PCとクラウド型コンピューターシステムの普及が、フランチャイズチェーンの運営に急速な変化をもたらそうとしています。フランチャイズ本部は、現行の情報システムを、劇的に速いスピードで時代に適応させていくことを真剣に考えなければいけない時代になっています。自社の情報システムの現状を再度チェックしてみてはいかがでしょうか。