今年の夏は、暑くなりました。連日30度を越え、「暑いですね」というのが挨拶代わりになっています。
節電の夏もすっかり定着し、スーパークールビズもそれぞれ人や企業によって何となく形も決まってきたようです。
ネクタイをしている人は数年前に比べるとめっきり減って、
ネクタイ業界は一体どうなってしまうのだろうという心配をしてしまうこの夏です。
さて、先日の日経新聞に、起業年齢の「老高若低」傾向が顕著になっているという記事が出ていました。
2011年には60歳代以上の起業がリーマンショック以前の1.5倍に増え、
全体の6.6%を占めるまでになったそうです。
一方で、20歳代以下の若年層の起業は、全体で8.2%と1991年以降で最低の水準にまで落ち込んでいます。
団塊の世代が定年を迎えたことでシニア起業が増える一方、不況が続き、安定を求める若年層が増加していることなどで
こうした傾向が顕著に現れているのでしょうが、
前号でも書いたようにフランチャイズ業界においても、加盟希望者の高年齢化が顕著になっています。
そうしたシニア層の受け皿としてのフランチャイズ加盟のあり方を探ることも必要ですが、
個人で起業するよりもリスクが軽減されるフランチャイズ加盟が、
若年層の起業のための受け皿となれるような仕組みづくりも重要なテーマではないでしょうか。
日本にフランチャイズシステムが導入されてもうすぐ50年。
初期の頃に立ち上がったチェーンでは、オーナーの高齢化や世代交代が大きな問題になっています。
そこで、大手コンビニや持ち帰り弁当チェーンなどで採用されているターンキー制度やインターンシップ制に代表されるような、
若年層の起業を促すような仕組みづくりが現在のフランチャイズ業界でも重要な課題になってきています。
フランチャイズ業界が、日本の若年層の起業者数を増加させる一翼を担えるように、
各社が新たな仕組みづくりを目指していってもらいたいものです。
弊社も、若年層のフランチャイズ加盟を促進するための新たな仕組みを創造していきたいと考えています。
興味のある方は、是非、お声をかけてください。