フランチャイズ業界における最近の傾向をいくつかのキーワードで考察してみますと、まず海外(アジア)への進出意欲の高まりが挙げられます。

コンビニ業界ではファミリーマートが国内店舗より海外店舗のほうが多くなるという報道のように、アジア全体を見据えた展開になっています。

飲食業界でもモスバーガーやワタミをはじめとして、大戸屋やハウス食品と組んだCoCo壱番屋などが積極的にアジア各国に進出しています。また、飲食業界だけではなく、教育や介護などのサービス分野でもアジア市場に目を向けている本部が増加しています。

 

次のキーワードは、複数店オーナーの育成です。

コンビニなどの個人オーナー向けのパッケージにおいては、個人オーナーが1店舗かせいぜい2店舗を運営するという構造が一般的だったのですが、最近は複数店オーナーの育成に力を入れている本部が増えています。コンビニだけではなく、学習塾や介護事業など比較的個人オーナーが1店舗だけで展開することが多かったような業態でも最近は複数展開を推進しているところが殆どです。

 

三つ目のキーワードは、宅配です。

宅配と言ってもピザのような宅配専門というよりは、既存の店舗運営に加えて宅配をプラスするという流れが顕著になってきています。スーパーマーケットの宅配は当たり前になりましたが、マクドナルドやモスバーガー、そしてケンタッキーフライドチキンなどのファストフードから最近ではカレーなども出てきています。コンビニでも各企業が積極的に宅配に取り組んでいます。特にシニア層の取り込みのために宅配は欠かせない機能になりつつあるようです。大きな投資もなく新たな収益源としての宅配は今後ますます増えていくのは間違いないでしょう。

 

以上、ランダムにキーワードを挙げましたが、業態特性が顕著に表れるものと業態を超えて共通する潮流があります。自社の現状を踏まえて自社に取り入れられるものは何かを判断して次の成長に結び付けてください。

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