10月の声を聞いたとたん一気に季節が変わったような日が続いています。
急な気温の変化に身体がついていかないという人も多いようです。ここ数年
同じような傾向が続いていて夏から急に冬になってしまうような季節が当た
り前になっているような気がします。
さて、10月といえば下半期のスタートです。
上半期は大震災や台風など自然の猛威に振り回され、いまだ復興の道が見えて
いないという状況ですが、フランチャイズ業界でも各社で復興に向けて様々な
取り組みが続けられています。地域に住む方にとって、無くてはならない存在
として以前よりもその存在感を増しているところも増えているようです。
その代表格のCVSは比較的堅調に推移していますが、しかし、フードサービス
関連は、節電や災害の影響などで全般に苦戦を強いられているところが多いよう
です。そんなフランチャイズ業界ですが、従来はファストフードやCVS、サー
ビス業では教育関連などを中心に伸張してきましたが、最近は業種や業態がます
ます広がりをみせています。
そこで下半期に入るにあたって、最近注目されている、今後急速に伸びそうな業
態に関して、キーワードで紹介したいと思います。
●キーワードその1「介護保険関連」です。
ここ数年は、介護予防をキーワードとしてリハビリ型のデイサービスなどが急速
に増えていますが、今後は高齢者向け住宅など従来よりも幅広い分野での事業展
開が見込まれています。
●キーワードその2「保育(アフタースクール)」です。
幼児から小学校低学年向けの教育については、過去からいくつかのチェーン展開
がなされていますが、今後は保育(学童保育)と教育を組み合わせた業態が増え
てきそうです。教育も英会話、美術、スポーツなど幅広い分野との組み合わせが
出てきています。
●キーワードその3「RE」です。
これは、リサイクル、リユースなどを指す言葉です。ブックオフやハードオフな
どリサイクルショップはここ数年完全に小売り業態の定番になりましたが、今後
は、扱い商品の拡がりと都市鉱山と呼ばれる資源の再生事業などが伸張する可能
性が高くなっています。
●キーワードその4「共有」です。
従来のフランチャイズチェーンは本部がノウハウを開発して加盟店に提供すると
いう形が一般的でしたが、最近は加盟店の成功事例を本部経由で共有することで
ノウハウ化していくという流れです。垂直型から水平型の展開に移行してきてい
ます。そして、その広がりが世界規模に広がっているという傾向も強まっていま
す。たとえば、「マクドナルドの『ビッグアメリカシリーズ』はイギリスで成功
した商品を参考にしてうまくいった。今後も店舗・商品とも各国で成功したもの
を参考に開発していく」という話を原田CEOがインタビューで話されています。
これは、自社だけではなく他社の成功事例を参考にするということなどにも通じ
ています。
以上はあくまでも一部の流れを紹介しただけですが、我々はこうした流れを皆様
にいち早く紹介し、また皆様同士の情報共有の場を提供していくためにニューフ
ランチャイズ経営倶楽部を立ち上げました。是非ご入会を。
また、すでにご入会のお手続きをしていただいた皆様にはお礼申し上げます。