東日本大震災からもう4年が経過しました。東北はまだ復興途上です。
ビジネスチャンスの提供と雇用の創出は、フランチャイズシステムの大きな機能です。
特にコンビニは、地域のインフラとして復興に大きな役割を果たしています。
コンビニ以外でも幅広い分野で、フランチャイズシステムが復興に寄与していることは
間違いありません。
しかし、まだまだ十分とは言えません。
この時期を迎えると、フランチャイズシステムを通じてどうすれば
もっと復興に貢献していけるかを考えてしまいます。
さて、フランチャイズ・ショー2015も盛況のうちに終わりましたが、
出展された企業の皆様の成果はどうでしたか?
出展された何社かに話を伺うと、かなりの見込みが確保できた、
説明会への集客もかなりできたというところも多かったようです。
一方で、思ったほどホットな見込みは集まらなかったという意見もありました。
目新しい業態や初期投資の低いところは比較的反応が良かったという傾向が出ています。
事前に出展企業を調べてブースへお見えになる方が増えている一方で、
特に何も考えてはいないが、何か面白そうな本部があれば
話を聞いてみようかという方も多かったようです。
出展企業では、相変わらずサービス業が多かったですが、
教育関連では、個別指導塾は、大手を除いて出展数は減少気味でした。
一方で、幼児教育や英会話など多様な分野で本部が増えています。
介護保険法の改定に伴って先行きが不透明な介護関連でしたが、
相変わらず多くの出展社がありました。
需要そのものが増加しているので、まだ成長余地があるということでしょうか。
また、障害者福祉事業関連の本部が何社か出展していたのが、目を引きました。
介護分野から福祉分野にフランチャイズシステムも拡大を見せているようです。他に目を引いたのがカジノ関連です。カジノ法案は、まだ成立していませんが、
新分野として今後拡大するかもしれません。
飲食業では、カフェ関連が目立っていました。
郊外型やフルサービス型などドトールに代表される
セルフ型だけではない広がりが顕著になっています。
その他ラーメン、カレー、スイーツなども試食を行って人気を集めていました。
小売業分野は大手コンビニ以外では、リサイクル関連や100円ショップなどが
出展していましたが、特に目新しいというようなものはありませんでした。
今年は、海外関連のブースも多くのお客様を集めていました。
ジェラートや韓国鯛焼きなど飲食は試食もあって、目立っていましたが、
実際に日本での展開につながるか注目です。
フランチャイズ加盟を検討する方が本格的に動くのは、
今月から5月辺りまでが一つの山です。
開発担当者の方は、見込み者の発掘~フォロー活動に集中して取り組みましょう。