2023年6月7日の日経MJ紙で「2023年上期ヒット商品番付」が発表されました。
今年上期の東の横綱は「5類移行」、
新型コロナの分類が「5類」になり、
国内旅行の人数がコロナ前の水準に達し、
4月の居酒屋の売上高が前年同月を3割上回り、
伊勢丹新宿本店の売上高がバブル期を超え、
お出かけに欠かせない化粧品もヒット商品が相次ぐ
といったコロナ以前のような日常が回復したといった状況が選ばれました。
西の横綱は、WBC世界一です。
皆さんご存じの野球の世界大会WBCでの戦いが日本中を熱狂させ、
ミズノのグッズ販売が前大会の3倍超え、
アマゾンの動画サービスでは決勝戦の配信が国内過去最高に達するなどの現象を引き起こしました。
東の大関はChat GPT。西はインバウンド復活です。
ChatGPTは、米新興AIが開発した対話型AIです。
すでに試された方は大勢いらっしゃると思いますが、
自らのビジネスにどんな影響を与えるかが今後の大きな課題といえそうです。
インバウンド復活は、東横綱の5類移行に連動して
水際対策という入国のハードルが一気に下がった結果ですが、
4月の訪日客数はコロナ前の7割近くまで戻ったようですが、
人材不足などもあってインバウンド需要への対応に苦慮しているお店も数多くあるようです。
フランチャイズ業界でも、最近はコロナ前を超えるまで復活している業界もあり、
特にコロナ禍で苦しんだ飲食業なども
多くの業態でコロナ前の水準を超えるまでに戻っているところも数多く出てきています。
フランチャイズ業界全体としては、徐々に日常を取り戻す中で、
コロナ前の水準を超えて更に拡大していくためには、
人手不足の解消のために、現場の生産性向上と人材確保、育成が急務となっています。
最近では、ファミリーレストランに配膳ロボットが導入されたり、
厨房では一部調理ロボットが活躍したりと、人材不足への対応が進んでいますが、
まだまだ人頼みの業態も多く、人材の確保と育成に向けた取り組み強化が大きな課題になっています。
フランチャイズ加盟店では、現場の人材が辞めてしまって店舗が開けないといったことも起こっています。
ワンオペや少人数での運営が基本となる業態においては、
人が辞めた場合のリスクマネジメントも重要な取り組み課題といえます。
人材の確保が難しいということで最近は無人店舗型の業態が増えています。
フィットネス、エステ、餃子販売、古着販売など、無人を売りにする業態が増えてきています。
人材確保が難しい時代にあって、人手がかからない業態は運営サイドからすれば魅力的です。
しかし、安全面でのリスクヘッジや盗難防止、お客様との関係構築など
まだまだ業態として様々な問題を抱えているところも多く、
いかに安心して通い続けてもらえる無人業態を構築できるかどうかが、今後の拡大の鍵といえそうです。
皆様の事業での省人化と生産性向上、無人化などへの対応に関して
詳しい話を聞きたいという方は弊社に是非ご相談下さい。