今年の冬は記録的な暖冬だそうです。東京にいるとそれほど暖冬だという感じではないのですが、テレビなどでは、記録的な雪不足で、スキー場や宿泊施設が困っているというニュースを頻繁に目にします。
冬は冬らしいほうが経済は順調に行くと言われています。暖冬が続くと衣料品業界も不振が続きます。消費増税で財布の紐が固くなっている時期に暖冬が追い打ちをかけているともいえます。
世界に目を向けるとオーストラリアの大規模火災の終息が見えません。10億匹以上の生き物が亡くなったのではとも推測されています。やけどを負ったコアラの悲惨な映像に心が痛みます。
アメリカのカリフォルニアやブラジルでも大規模火災が多くの場所で発生しています。
そして、これらの異常気象は地球温暖化の影響が大きいと考えられています。先月開催されたCOP25でも地球温暖化対策に関しての議論が交わされました。各国の思惑もあってなかなか世界規模での合意が為されてはいません。しかし、地球温暖化をどこかで食い止めなければ地球環境の破壊が止まらないということは間違いのないところでしょう。
そんな地球環境を守るということと併せて、途上国における貧困撲滅や妊産婦の死亡率減少などと環境やガバナンスなど先進国の課題をカバーしたSDGs(持続可能な開発目標)が掲げる17の目標と企業の経営目標をリンクさせることが求められています。
<SDGsが掲げる17の目標>
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられる街づくりを
12. つくる責任つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう
みなさまの会社は何項目が経営目標と合致していますか?
本年は、SDGsを達成してなおかつ自社も持続的に成長するという好サイクルを生み出せるような企業経営を実現しましょう。