「おつりで投資トラノコ」という、電子決済の端数(おつり)を使って毎月少額ずつ自動的に投資する仕組み(スマホアプリ)が、今度は実際の小銭(コイン)を預ける実証実験を始めたというニュースがありました。セブン銀行のATM(東京・丸の内)に専用機を設置、小銭を投入して読み取り投資に回せるそうです。
電子決済が広がる中で「おつりで」というコンセプトを打ち出して、少額投資を集める同社。「何となく貯まってしまった小銭」はどの家庭にもあるかもしれませんが、最近は銀行の窓口で両替するにも手数料がかかる時代。もしかすると、思わぬ「すき間」のお金が集まるかもしれません。1万人が一人平均500円投資すると500万円。一人平均1万円1億円です。
その他に、電子マネーのポイントや航空会社のマイルも投資に回せるそうです。
人々が見過ごして従来銀行の独占であったお金を集める仕組みも新しいインターネットビジネスとして伸びていきそうです。
既にこのような少額投資サービスはありましたが、貯金を投資に「回す」というのと異なる、「おつり」という概念と電子マネーを上手くマッチングさせたコンセプトはに「すき間」を狙った強かさを感じます。
自社ビジネスの周辺環境に新しいビジネスに繋がる「すき間」を探してみませんか?