スターバックス(日本)では、新型コロナウィルス感染予防のために、3月2日から店舗のオペレーションが一部変更されました。
停止したのは、マグカップでの提供、客が持参したタンブラーにドリンクを入れる提供方法、フロアに置いてあるポット(ミルク、はちみつなど)は撤去(カウンターでスタッフが入れてくれる)といった内容です。
店舗へ行くと、変更した事柄がPOPに細かく記載してありました。
また、客席に座っていると店員の方がテーブルを拭きにくる頻度がいつもより多いようにも感じます。
これまで普通に提供してきたサービスを、ある期日から一斉に変更して、それを徹底するというマネジメントは容易ではありません。
「なぜ?」「そこまでしなくても?」という自然な疑問に対して、本部が店舗に対して適切な説明を施せているかということも大事です。
そして、店員が個人的な意見や理解不十分なことがあっても、それを補完するためにも、店内POP、ウェブサイトなどで会社のスタンス記載して協力を促すという配慮も欠かせません。
政府から出されたコロナ対策は唐突な感じが否めない面がありますが、万が一何か起これば、街中の飲食店にとっては死活問題にもなりかねません。
そうした中で取られたスターバックスの危機管理対応のスピード感と、お客様へ正確な情報を伝えようという店舗での対応策は、一つの参考になるのではないかと思います。