6月末から7月上旬にかけて真夏並みの気温に上昇した時期があったので、少し暑いくらいではそんなに驚かないという方もいらっしゃると思いますが、それでも8月の猛暑には、外出を控えようかという方も多かったのではないでしょうか。
コロナ禍のせいで在宅勤務が増え、会議もリモートでということになると外出機会も減っているので、あとは自宅の光熱費が気になるかという方のほうが多いのかもしれませんね。とにもかくにも熱中症にはお気を付けください。また、コロナも第7波がピークを迎えつつあり医療崩壊に近づいているという状況のようです。これまで以上に気持ちを引き締めて感染予防を徹底しましょう。
さて、企業活動においてDXの推進といわれてかなり経ちますが、皆さまの会社ではどこまで進んでいますか?
「全社挙げて取り組んでいるのでかなり進んで、省人化も実現できた」という企業もあるでしょうが、「掛け声だけでどこから取り組んでいいかわからない」という企業も多いのではないでしょうか?
では、フランチャイズ本部におけるDXにはどんなものが考えられるのでしょうか?
フランチャイズと一言で言っても、業種・業態が異なれば、現場を運営するというところにかかわる業務のDX推進は業種・業態とそれぞれの企業ごとに大きく異なることが想定されます。しかし、フランチャイズ本部業務に関しては、かなり共通項があります。そして、比較的中小・中堅クラスの企業が多いフランチャイズ本部においては、いまだ業務のデジタル化が進んでいないところが多い印象を受けます。
そこで、フランチャズ本部業務のDX推進に際しては、まず、本部業務の標準化を推進したうえで、デジタル化を進める流れが必要となります。
本部業務には、加盟店開発業務、加盟店との契約から始まって、開業前の研修、開業前から開業時の支援業務、日常のスーパーバイジング業務、加盟店に対するモノの受発注業務、請求業務、入金確認業務、加盟店とのコミュニケーション業務、加盟店との契約解除業務など定型業務が存在し、使用ツールもかなり共通しています。
それらの業務を標準化し、デジタル化することで本部業務のDX推進を実現できるのです。したがって、現在バラバラに行っている業務を標準化したうえで一元管理できるようにすることがフランチャイズ本部のDX実現となります。
まずは、業務の標準化に向けて現在の業務を棚卸してみてはいかがですか?