コロナ禍でリモート勤務が定着し、通勤する人が減少していましたが、今年は、多くの企業でオフィスでの勤務が復活しており、4月に入社したと思われる新入社員の姿も以前のように目にすることが多くなっています。
さて、企業にとっては、新入社員が入ってきてどんどん育って戦力になるというサイクルがきちんと定着することがその成長には欠かせません。
しかし、厚労省の発表によると残念ながら新規学卒者の就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が36.9%、新規大卒就職者が31.2%だそうです。
そして、離職率が特に高い産業としては、
一位が宿泊業・飲食サービス業 61.6%、
次いで生活関連サービス業・娯楽業 56.9%、
教育・学習支援業 50.1%、
小売業 47.8%、
医療・福祉 46.2%と続いています。
離職率の高い産業は、フランチャイズ業界で中核となっているような産業が多いため、おそらくフランチャイズチェーンの本部企業の皆様も離職者に悩んでおられるのではないでしょうか。
せっかく就職した会社を3年も経たずに辞めてしまうのは働く人にとっても不幸なことです。
また、会社側にとってもせっかく縁があって入社して、一定の教育を施して戦力になる前にその人材が辞めてしまうということは、非常に残念なことです。
辞めさせないためには、その会社で働くことで将来の自分の人生が豊かになるというイメージを持ってもらうことが必要です。
その会社で働くことが自分の夢をかなえるステップになるという明確なイメージを持ってもらう。
そして、そのためには、様々なキャリアを経験できることで自らのスキルアップを目指せるとともに将来独立して経営者を目指す道も見えているということが重要なポイントとなります。
そこで、離職者を減らして優秀な人材を定着させる手段として有効だと考えられるのがのれん分け制度の導入です。
フランチャイズ本部においては、独立後の本部と加盟店間の関係はフランチャイズ契約書できちんと明文化されているために、独立するまでの仕組みを構築したうえで、のれん分け制度の魅力を社員に浸透させることで、会社で一生懸命働いて将来は独立して一国一城の主を目指そうという優秀な人材を増やせる可能性が拡がります。
結果として、優秀な人材の応募も増え、社内も活性化し、店舗拡大にもつながります。
フランチャイズ本部を運営しているけれど、特にのれん分け制度は導入していない。
社員が独立して加盟したくても特に優遇措置はないという本部企業の経営者の方は、今一度社員の定着率向上と社内の活性化のためにものれん分け制度の導入を検討してみてはいかがですか?
詳しい話を聞きたいという方は、弊社に是非ご相談下さい。