フランチャイズ業界でもコロナの影響を受け業績がなかなか上向かない、赤字の加盟店がかなりの割合あって、なかなか解消されないなど悩んでおられる経営者の方も多いと推察いたします。
多くの場合、少しくらいフランチャイズ加盟店が赤字でも急には本部の収益に影響するわけではありません。したがって、直営店の業績不振に比べると加盟店の業績不振に対しては、それほどの緊急性と危機感を感じないという本部も多いのではないでしょうか。しかし、フランチャイズ加盟店が赤字続きであれば加盟店は早晩脱退することになってしまいます。フランチャイズ加盟店の業績不振を放置すると、結果として本部収益に大きな影響を与えるという悪いサイクルに陥ってしまいます。したがって、フランチャイズ加盟店の業績不振は本部にとっては最大の問題として捉えなければならないのですが、その解決策がなかなか見いだせないで、結局有効な手が打てずにズルズルと赤字を垂れ流してしまうという本部も多く存在します。
加盟店の業績不振に共通する最大のポイントは、加盟店が本部ノウハウ通りの運営を行っていないという場合です。
フランチャイズ加盟で成功するためには、本部のノウハウを忠実に再現するということが求められます。ところが、加盟店が自分のやり方に固執したり、本部のノウハウを勝手に改変したり、やるべきことをやらなかったりすると思うような実績をあげられなくなります。したがって、本部はスーパーバイザーを通じて加盟店の運営が本部のノウハウに忠実に沿っているかどうかを常にチェックすることが求められます。
営業訪問を週に3回以上実施するという決まりごとが忙しいからといって、週に1回となってしまっているなど少しずつ基準から外れているということはありませんか?
そんな少しずつの積み重ねが結果として大きな差となって業績に影響を与える場合が多いのです。
そこで、今一度加盟店が本部ノウハウ通り運営されているかどうかをチェックして、細かなところでもノウハウと違うところがあれば修正するという当たり前のことを再度徹底してみませんか?
そのためには、マニュアル内容が具体的にノウハウを反映したものになっているかどうか、加盟店において、本部のノウハウ通りキチンと運営できているかどうかをチェックするためのチェックシートの内容がマニュアルとリンクしているかどうかなどを再点検したうえでその運用を徹底することが求められます。
マニュアルとチェックリストの再点検及びチェック、改善する仕組みの見直しを行うことで加盟店の業績回復を加速させましょう。
詳しい話を聞きたいという方は弊社に是非ご相談下さい。