10月25日に(一社)日本フランチャイズチェーン協会から、2020年度のJFAフランチャイズチェーン統計調査が発表されました。以下報告書からの抜粋です。
コロナ禍の影響で全体としては、売上高、チェーン数、店舗数共に前年よりも大きく減少となってしまいました。売上高は25兆4,204億円(前年対比△4.46%)、チェーン数は、1,308チェーン(前年対比△16チェーン)、総店舗数は25万4,017店(前年対比△3.4%)となっています。
業種別の調査結果は下表のとおりです。
小売業は、売上高△1.2%と微減ですが、コンビニエンスストアが都心や観光地立地などで苦戦したことが響いたようです。外食業は売上高が△15.1%と大幅に減少しています。ハンバーガー、宅配ピザを除くほとんどの業態で前年から売上高が大幅に減少し、特に居酒屋・パブは△40.9%と激減し、業態変更を進めるチェーンも多く見受けられました。サービス業は、売上高が△10.3%と減少しています。特にクリーニングが△26.0%、ホテルが△55.7%と大幅に減少し、コロナ禍の影響が大きく出ています。
全体としては、コロナ禍の影響で売り上げが減少し、業態転換や店舗の閉鎖を余儀なくされているチェーンも多く、業態の多角化や立地の見直しなどチェーンの経営戦略の大幅な見直しを行う本部も増えています。
皆様もポストコロナ時代に向けて業態の見直しや多角化を検討されてみてはいかがですか?
出典:2020年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告(一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、2021年10月25日発表)をもとに当社にて作成